みなさんこんにちは。minisatoと申します。
今回は横浜市で子育て支援の一環として行われているこどもの一時保育等についてご紹介していきます!
横浜市では、保育園等を利用していない家庭でも
- 就労、職業訓練、就学が決まった
- 急病になってしまった
- 冠婚葬祭などに両親で出席する
- 子育てで身体的、または精神的な負担を感じる
- 育児から少し離れリフレッシュしたい
といった場合に活用することが出来る制度が複数あります!
一方、どれを選べばいいの?と悩む方も多いと思いますので、本記事がそのような悩みに少しでも応えられたらうれしく思います!
本記事では24時間型緊急一時保育、横浜子育てサポートシステム、市の施設でのこども預かりモデル事業(2025年度からの新事業)の3つについて比較しながらわかりやすく説明していきますので、各ご家庭にあった制度探しにご活用ください!(2025年1月時点の情報です)
各制度の比較表
まずは、横浜市で実施されている、または予定されているこどもを預ける各制度の比較表を作成しました!
制度、事業名 | 一時保育 | 乳幼児一時預かり事業 | 24時間型緊急一時保育 | 横浜子育てサポートシステム | 【新事業】市の施設でのこども預かりモデル事業 | 休日保育・休日一時保育 | 病児保育 | 病後児保育 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
利用目的 | 非定型的保育 緊急保育 リフレッシュ保育 | 不問 | 保護者の突発的な病気、事故、急な出張等で 緊急にこどもを預ける必要がある時 | 病気時を除く 保育所等への送迎依頼も可 | 不問 | 仕事等 保護者の病気、入院、冠婚葬祭等(一時保育のみ) 育児疲れ解消(一時保育のみ) | 子供が病気の時、養育者が見られない 時間帯にこどもを預ける ※ただし、麻しん(はしか)、流行性角結膜炎 (はやり目)、新型コロナウイルスなどは対象外 | 子供が病気の回復期の時、養育者が見られない 時間帯にこどもを預ける ※ただし、麻しん(はしか)、流行性角結膜炎 (はやり目)、新型コロナウイルスなどは対象外 |
利用可能年齢 | 生後57日〜未就学児 ※施設により異なる | 生後57日〜未就学児 ※3歳に達した日以後における 最初の3月31日(2歳児クラス)までの施設もある | 原則生後6ヶ月以上の未就学児 小学生の兄、姉は要相談 | 生後57日〜小学校6年生 | 3歳以上 | 未就学児 | 生後6ヶ月〜小学校6年生 | 生後6ヶ月〜小学校6年生 |
利用可能時間(日数)限度 | 120時間/月 | 120時間/月 | 原則として3日間 | なし | 未定 | なし | なし | なし |
利用可能時間帯 | 基本的に平日の日中 ※施設により異なる | 平日の日中 | 24時間365日 | 原則7時〜19時 | 未定(市の施設の営業時間内と推測される) | 日曜・祝日・年末年始(12/29〜1/3) 開所時間は施設により異なる | 平日の8:30〜18:00 | 平日の8:30〜18:00 |
利用料 ※減免制度あり。 詳しくは各HP参照 | 0〜2歳児クラス:最大300円/時間、1日あたり最大2,400円 3〜5歳児クラス:最大160円/時間、1日あたり最大1,300円 | 最大300円/時間 +おやつ代などの実費 | 400〜700円/時間(年齢、時間帯により異なる) 1日最大1万円 +食事代1食あたり300円 | 平日:500円/時間 土日祝日:600円/時間 +交通費等の実費 | 未定 | 休日保育:月〜土のいずれかの曜日に施設を 利用しない場合は追加料金なし 休日一時保育:基本保育時間(8時間)で3歳未満3,300円、 3歳以上1,800円+給食・おやつ代400円 | 2,000円(食費等除く) | 2,000円(食費等除く) |
利用可能施設数 | 400以上 認可保育所、横浜保育室等 | 40 | 2 | 不定(会員の自宅等を利用) | 未定 | 10 | 25 | 4 |
公式HPリンク | 一時保育(横浜市HP) | 乳幼児一時預かり事業(横浜市HP) | 24時間型緊急一時保育(横浜市HP) | 横浜子育てサポートシステム(横浜市HP) | 未定 | 休日保育、・休日一時保育 | 病児保育事業(横浜市HP) | 病後児保育事業(横浜市HP) |
以下では24時間型緊急一時保育、横浜子育てサポートシステム、市の施設でのこども預かりモデル事業(2025年度からの新事業)について詳しくご紹介していきますので、比較表を見て気になる制度があればぜひ読み進めてみてください!
一時保育、乳幼児一時預かり事業については別記事にまとめていますので、気になる方はこちらの記事をご覧ください!

24時間型緊急一時保育
24時間型緊急一時保育の概要
保護者の病気、仕事等で緊急にこどもを預ける必要がある時に利用できる制度です。
施設は2つに限られますが、夜間、宿泊も含めて24時間365日対応してくれるのが特徴的です!
具体的な利用出来る施設は下記の2カ所になります。
- あおぞら保育園(神奈川区六角橋)
- 港南はるかぜ保育園(港南区日野)
横浜市HPの案内は↓こちら↓

24時間型緊急一時保育の利用目的
保護者の突発的な病気、事故、急な出張等で緊急にこどもを預ける必要がある時を想定した制度になります。
24時間型緊急一時保育で預けられるこどもの年齢は?
預けられるこどもの年齢は原則生後6ヶ月以上の未就学児となります。小学生の兄、姉がいる場合は保育所に相談可能とのことです。
24時間型緊急一時保育の利用可能時間と利用料
利用可能日数は原則として3日とのことですが、やむを得ない理由で3日を超える場合は相談可能とのことです。
時間帯については概要でも説明の通り,24時間365日対応しています。
1時間あたりの利用料は年齢や時間帯により異なり、具体的には下の表の通りとなります。
年齢 | 7時〜19時 | 19時〜7時 | 24時間の上限 |
---|---|---|---|
0〜1歳児 | 600円 | 700円 | 1万円 |
2〜3歳児 | 500円 | 600円 | 1万円 |
4歳児以上 | 400円 | 500円 | 1万円 |
また、別途食事代が1食あたり300円かかります。
24時間型緊急一時保育の利用方法
利用したい施設に直接電話して申し込みます。下記項目などを聞かれるとのことです!
- こどもの名前
- 性別
- 年齢
- 送迎者
- 緊急連絡先
- 利用する理由
また、利用にあたっては下記の持ち物(名前記入)が必要ですので、訪問時には忘れず持参しましょう!
- 健康保険証
- 運転免許証
- 母子健康手帳
- 印鑑
- 利用申込書(施設で記入も可)
- かばん
- 着替え
- パジャマ
- (紙オムツ)
- 靴
- その他、施設から指示されたもの
電話で申し込み後、上記の持ち物を持って直接施設に向かい、必要な手続きを済ませればこどもを預けることができます!
その際、お迎えの時間などについても確認しておきましょう!
横浜子育てサポートシステム
横浜子育てサポートシステムの概要
横浜子育てサポートシステムは保育園等の施設ではなく、地域の中でこどもを預けたり、預かったりしてつながりを広げ、地域ぐるみで子育てしていく取り組みになります。
預けたい人、預かりたい人の双方が会員登録、説明会の受講などした上で、横浜市が条件の合う近隣の方との出会いをサポートしてくれます!
本記事ではこどもを預ける制度としてご紹介していますが、こどもを預かる側になることもでき、報酬もあります!
横浜市HPの案内は↓こちら↓

横浜子育てサポートシステムの利用目的
さまざまな利用目的で利用が可能で、例えば、通院、学校行事参加、冠婚葬祭、就業のためにこどもを預けたり、こどもの保育所等への送迎をお願いすることも可能です。
ただし、病気のこどもを預けることはできませんのでご注意ください!
横浜子育てサポートシステムで預けられるこどもの年齢は?
預けられるこどもの年齢は生後57日から小学校6年生までです!
横浜子育てサポートシステムの利用可能時間と利用料
利用可能時間帯は原則として7時〜19時で、宿泊は不可となっています。
利用料については令和5年7月1日に改定され、下記の通りとなりました!(1時間を超えたら30分単位で利用料発生)
- 平日:1時間あたり500円
- 土日祝日、年末年始:1時間あたり600円
- その他、交通費等の実費
利用料改定前は800円でしたので、値下げされたことになります!
横浜子育てサポートシステムの利用方法
入会説明会参加
まず、各区で実施している入会説明会に参加する必要があります。
説明会の申し込みリンクは↓こちら↓
WEBでの申し込みでは日程が限られていますが、直接説明会を実施している施設に相談すると個別対応してくれるケースもあるようです。
急ぎの場合や説明会の日程に合わせられない場合は施設に問い合わせてみましょう。
利用会員登録
入会説明会参加ご、利用会員登録をします。詳しくは入会説明会時の説明を聞くか、横浜市地域子育て支援拠点サイト操作マニュアル(令和6年7月1日版)をご覧ください!(横浜子育てサポートシステムの説明はp.55〜)
※上記マニュアルは令和7年1月時点のものです。最新情報は横浜市子育て支援拠点サイトからご確認ください。
こどもを預ける(依頼)
利用したい(こどもを預けたい)場合、横浜子育てサポートシステムから必要な情報を入力し依頼します。日付については3週間後からしか選択できませんのでご注意ください。
依頼すると、各区支部に常駐のコーディネーターが内容を見て、電話等で詳細を確認されます。それを踏まえてコーディネーターが預かってくれる人(提供会員)を探してくれ、候補者が見つかったら連絡が来ます。
「事前打合せ票」に必要事項を記入(システム内)した後、コーディネーターと提供会員を含む3者で打合せし、お互い納得となればマッチング成立となります。
【新事業】市の施設でのこども預かりモデル事業
新事業の概要
2025年1月27日に横浜市の山中竹春市長が2025年度の予算案に関する記者会見を開き、その中でこども預かりに関する新たな事業となる「市の施設でのこども預かりモデル事業」(以下、新事業)の実施が発表されました!
↓記事はこちら↓
NHK 神奈川NEWS WEB 横浜市新年度から市の施設で子ども預かるモデル事業
新事業の内容は、市の施設(役所や地区センター)で数時間程度子ども(3歳以上)を預かり、その間でダンスや英語の遊びを提供するとのことです。
個人的に説明の中で印象的だったのは、「経済的なゆとりだけでなく、時間的、精神的なゆとりも必要だ」という趣旨の発言でした。
私も第一子が生まれた直後は「こんなにも自分や夫婦の時間が取れなくなるのか…」と強く感じました。現在は子どものいる生活に慣れているものの、自分や夫婦の時間が取れない現実は変わっておらず、子育て世帯では今回の市長の発言に共感する方も多いのではないでしょうか?
新事業の利用目的
保護者の時間的な余裕が必要という趣旨の説明があった通り、新事業の利用目的としてあげられていたのは下記2点でした。
- 保護者が用事を済ませたい
- 育児から離れる時間を確保したい
新事業で預けられるこどもの年齢は?
預けられるこどもの年齢の詳細は公表されていませんが、記者会見の内容からは3歳以上と説明がありました。
満3歳からなのか、保育所等でいう「3歳児クラス」からなのか、年齢の上限など詳しい情報がわかりましたら更新します!
新事業の利用可能時間と利用料
2025年1月時点では予算案に組み込まれた段階であり、新事業の詳細は公表されていませんが、記者会見の内容から一回あたり数時間程度の利用ということがわかっています。
時間帯ついても公表されていませんが、おそらく市の施設の開所時間内になると推測されます。
利用料については2025年1月時点では不明です。
新事業の利用方法
利用方法についても2025年1月時点では不明です。
まとめ
本記事では横浜市のこども一時預かりの制度のうち、24時間型緊急一時保育、横浜子育てサポートシステム、市の施設でのこども預かりモデル事業(新事業)についてご紹介しました!
最後にまとめとして、利用可能年齢、時間帯、利用料(食費、交通費等除く)について簡単にまとめておきます!
24時間型緊急一時保育
- 利用可能年齢:原則生後6ヶ月以上の未就学児
- 利用可能時間帯:24時間365日
- 利用料:400〜700円/時間、1日最大1万円
横浜子育てサポートシステム
- 利用可能年齢:生後6ヶ月〜小学校6年生
- 利用可能時間帯:原則7時〜19時
- 利用料:平日:500円/時間
土日祝日:600円/時間
市の施設でのこども預かりモデル事業
利用可能年齢:3歳以上(上限未公表)
利用可能時間帯:未公表(市の施設の開所時間によると推測)
利用料:未公表
横浜市にはさまざまなこども預かり制度がありますが、それゆえにどれを選べばいいの?と悩む方も多いと思います。
本記事がそのような悩みに少しでも応えられたらうれしく思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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