みなさんこんにちは。minisatoと申します。
今回はベテランの将棋のプロ棋士である森内俊之九段の通算1000勝(特別将棋栄誉賞)の大記録達成についてまとめていきます!
長年にわたるプロ棋士としての活躍で1000勝という大記録に至った森内俊之九段はどんな想いなのか、また、印象的だった対局やこれまでのタイトル獲得暦などの功績についても振り返っていきます!
また、実は森内俊之九段は自身のYouTubeチャンネルを持っています!
- 通算1000勝達成時の森内俊之九段の想い
- 勝利した1000局の中でも特に森内俊之九段が印象的だった対局
- 森内俊之九段のタイトル獲得暦などの功績
- 森内俊之九段はYouTuber!?
これらの内容が気になる方はぜひ最後まで読んでみてください!
森内俊之九段が通算1000勝の大記録達成!
達成した対局はいつ、誰との対局?
森内俊之九段(54歳)は2025年2月20日に東京将棋会館で行われた対局に勝利し、公式戦通算1000勝(636敗)の大記録を達成しました!
2025年2月21日時点では記録達成時の対局の詳細情報がなく、TV放送予定があるなど現時点では公開できない内容である可能性が高いです。詳細がわかりましたら更新します!
1000勝達成を受け、森内俊之九段の弟子である野原未蘭女流二段から花束を受け取り、撮影やインタビューに応えていました!
通算1000勝インタビューで語る想いや印象的な対局は?
史上11人目となる公式戦通算1000勝の大記録を達成した森内俊之九段はどのような想いなのか、対局直後のインタビュー内容をまとめますと次の通りでした!
- 対局前、勝てば1000勝達成になることは知っていたが、あまり意識せず目の前の対局に集中していた。
- 率直な感想を問われると「1000というのは大きい数で、長い間プロ棋士として対局させて頂いた積み重ねだと思いますし、これだけ長く(プロ棋士として活動)出来たというのは支えがあったことだと思いますので、全ての関係者の方々に御礼を申し上げたいと思います。」と回答。
- 特に印象的だった対局を問われると、自分たちの世代では羽生善治九段が活躍しており、羽生善治九段にいかに挑むかということを考えながら対局していたことから、羽生善治竜王(当時)から初めて竜王奪還した対局(第16期竜王戦、2003年度)と回答。
- 今後の目標を問われると、「1000勝は達成しましたがプロの生活はまだまだ続きますし、将棋に打ち込んでいくということは若い頃と変わらない気持ちがありますので、またいろんな棋戦で活躍できるように精進したい」と回答。
- 順位戦でフリークラスを宣言してから8年経過したが、この期間で自分の将棋が変わったと感じることはどこか問われると、「フリークラスに転出した直後は理事になりましたので、その頃は運営に力を入れてやろうと思い2年務めまして、そのあとは一棋士に戻りましたので、そこからまた勉強を始めて、将棋界もずいぶん環境が以前とは変わってきていることもありまして、一から学び直して自分を高めていければと思って過ごしてきた。」と回答。
- 1000勝について意識し始めたのはいつ頃からか問われると、「若い頃は考えておらず、30〜40代でも達成できないのではないかという気持ちもあったが、ここ数年で自然と1000勝が近づいてきていずれは達成できるのではないか?と思うようになった」と回答。
森内俊之九段が達成してきた功績まとめ
森内俊之九段はあの羽生善治九段と同世代ということで強力なライバルのいる環境下でプロ棋士として活動してきましたが、その中でも数々のタイトル獲得、棋戦優勝などを果たしている大棋士です!
功績が多すぎて全て細かくご紹介するのは難しいのですが、主だったものを掲載しておきます!
プロ棋士入り | 1987年5月13日 |
竜王位獲得暦 | 2期(第16期-2003年度・26期) |
名人位獲得暦 | 8期(第60期-2002年・62〜65期・69〜71期) →十八世名人有資格者 |
棋王位獲得暦 | 1期(第31期-2005年度) |
王将位獲得暦 | 1期(第53期-2003年度) |
将棋栄誉賞 | 2004年(通算600勝) |
将棋栄誉敢闘賞 | 2011年(通算800勝) |
特別将棋栄誉賞 | 2025年(通算1000勝) |
名人位については永世称号の有資格者であり、谷川浩司十七世名人に次ぐ18人目の偉業となります。羽生善治九段も有資格者(十九世名人)ですが、森内俊之九段の方が先に有資格者となっています!
そもそも永世称号って何?獲得条件は?など気になる方は、別記事にまとめていますのでこちらの記事も合わせてご覧ください!

これまでに通算1000勝を達成した棋士は?
森内俊之九段が今回達成した1000勝(特別将棋栄誉賞)については史上11人目の快挙です!なお、これまでの獲得者と達成日、当時の年齢は次の通りとなります。
- 大山康晴(1977年4月30日、54歳1ヶ月)
- 加藤一二三(1989年8月21日、49歳7ヶ月)
- 中原誠(1992年1月10日、44歳4ヶ月)
- 米長邦雄(1994年12月12日、51歳6ヶ月)
- 内藤國雄(2000年9月18日、60歳10ヶ月)
- 有吉道夫(2001年3月5日、65歳7ヶ月)
- 谷川浩司(2002年7月13日、40歳3ヶ月)
- 羽生善治(2007年12月20日、37歳2ヶ月)
- 佐藤康光(2017年7月28日、47歳9ヶ月)
- 丸山忠久(2023年12月8日、53歳4ヶ月)
- 森内俊之(2025年2月20日、54歳4ヶ月)
森内俊之九段がYouTubeで動画配信!?「森内俊之VS森内俊之」も!
先ほどのご紹介の通り永世名人有資格者であり数々の偉業を達成してきた森内俊之九段ですが、実は自身のYouTubeチャンネル「森内俊之の森内チャンネル」を持ち動画を配信しています!
鈴木環那女流三段をタイトル戦挑戦目指して指導していく企画「鈴木環那タイトル戦への道」や、森内俊之九段が得意とするバックギャモンをはじめ将棋以外のボードゲーム等の動画なども配信しています!
なかでも面白かったのが「森内俊之VS森内俊之」という動画。本人同士で本気で対局し、大混戦となりました!
対局の解説者も森内俊之九段で聞き手は鈴木環那女流三段が務めています。解説を聞いていても、どの森内九段の話をしているのか混乱しますが、面白いのでぜひご覧ください!
森内俊之九段含め多数のプロ棋士によるYouTubeチャンネルについて、詳しくは別記事にまとめていますので、こちらも合わせてご覧ください!

まとめ
本記事では森内俊之九段の公式戦通算1000勝達成を機に、記録達成時の想いや印象的な対局、これまでの功績などをまとめました!
- 森内俊之九段は2025年2月20日(当時54歳4ヶ月)で公式戦通算1000勝(特別将棋栄誉賞)達成
- 通算1000勝達成の想いを聞かれ、長年続けられたことの積み重ねであり、全ての関係者への感謝を述べた
- 1000勝の中でも特に印象的な対局は羽生善治竜王(当時)から初めて竜王奪還した対局(第16期竜王戦、2003年度)
- 森内俊之九段のタイトル獲得暦は竜王2期、名人8期、棋王1期、王将1期の計12期
- 600勝達成は2004年、800勝達成は2011年で、今回1000勝を2025年に達成
- 1000勝達成は史上11人目の快挙
- 「森内俊之の森内チャンネル」というYouTubeチャンネルを持ち将棋やボードゲームにまつわる動画を配信している
ということがわかりましたね!
YouTubeチャンネルの動画などから人柄の良さも伝わってきて、個人的にも好きな棋士ですので、これからのご活躍にも期待し注目していきたいと思います!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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